キャンプに興味を持ち始めた時にまずやってみたいと思った事は、「散歩して良いロケーションがあれば、そこで足をとめて珈琲でも沸かして飲みたい」という事でした。
どんなギアを持っていけば良いかと長期間悩んでいました。
悩んだ甲斐もあり、どれをとっても満足に使えている商品に出会いましたのでレビューしていきたいと思います。
ちょっとお湯を沸かしたいなあと思った時に使えるギアを探している人に是非参考にして頂きたいです。
燃料の検討
お湯を沸かすのにどのタイプの燃料にすれば良いかが最初の悩みでした。
お湯を沸かす時にだいたい選択肢となるのは、「アルコール」「固形燃料」「ガスバーナー」の3つになるかと思います。
結論から言うと私は燃料はアルコールを選択しました。
結果、とても満足して愛用しています。
まず何故アルコールにしたかというと、「燃焼しているところも楽しめるし、比較的お湯も早く沸かす事が出来るから」です。
珈琲2杯分(300ml)のお湯を沸かすまでの時間を比べてみると、ガスバーナーの強で大体3分弱、
アルコールストーブが5分強、固形燃料が10分かかるという結果になりました。
それぞれの燃料のメリット・デメリットはこんな感じです。
メリット | デメリット | |
ガスバーナー | ・火力調整がしやすい ・最も早くお湯を沸かす事が出来る。 | ・ランニングコストが高い ・かさばる |
固形燃料 | ・安定した弱火で扱いやすい ・一定時間で消える | ・火力が弱い ・火力調整が出来ない ・物によっては匂いが移る |
アルコールストーブ | ・持ち運びしやすい ・物によっては火力調整が出来る ・火を眺めて楽しめる | ・風に弱い ・調理には使い辛い |
燃焼効率で言えばガスバーナーが最も高いと思います。
ただ、かさばるので、さくっと持っていく時には不向きです。
固形燃料は火力が弱いというのが最大の弱点になります。ただ、一定時間で消火されるという特性は
使い方によっては重宝します。
私はメスティンでの炊飯等を自動で行うために使ったりしています。
アルコールストーブは、最もコンパクトに持ち運ぶ事が出来ます。
蓋が付いているものなら、ストーブの中に燃料を入れて持ち歩けば良いだけです。
火力も思いのほか強いです。
今回は散歩にも持っていけそうなギアを考えているので、携帯性の良いアルコールストーブを選択しました。
さらに、燃焼風景を楽しむならアルコールストーブ一択になるかなと思います。
眺められる炎はアルコールストーブにしか出せない雰囲気です。
使い込んでいくと味が出てくるところも所有欲を満たしてくれます。
お湯をとにかく早く沸かしたいならガスバーナー、
沸かしている時間も楽しみたいならアルコールストーブ
という選択になると思います。
アルコールストーブの検討
燃料をアルコールに決めたところで次はどのアルコールストーブにするかを考えます。
最終的にはEsbit(エスビット) アルコールバーナーにしました。
ここに辿り着くまでの過程をご紹介したいと思います。
まず最初に検討したのは、一番メジャーなアルコールストーブのtrangia(トランギア)の
アルコールバーナーでした。
この味のある真鍮の質感がたまらなくカッコイイです。この質感を見て、真鍮製にしようと決めました。トランギア製なので、質感と品質は間違いないです。さらに、火力調整用や消化用の蓋がある点がとても使い勝手が良さそうです。ただ一点だけ懸念点としては、火力調整用の蓋に持ち手が無い事です。皆さんのレビューを見てみると、クリップ等で代用しているようです。
う〜ん、せっかく、良い質感なのに、クリップで代用するのは少しもったいないように感じます。
クリップなしでも火力調整や消火が出来るものはないかと探していたところ、見つけたのが
Esbit(エスビット) のアルコールバーナーでした。
真鍮なので質感も良い感じですし、蓋に取っ手が付いているので消火や火力調整がやり易いです。
このAmazonの商品画像を見ると、かなりピカピカで、真鍮の味わいが無いのでは?と思いましたが
実際に届いた商品はもう少し落ち着いていて、真鍮の味がしっかり出ていました。
画像は数回使用した後に撮影したものになります。
蓋にゴムパッキンが付いているので、中に燃料を入れたまま持ち運べます。完全に漏れないとメーカーが謳っている訳では無いので、断定表現はやめた方が良いかもですが。
少なくとも、私が使った限りでは、中に燃料を入れたまま何回も持ち運び、鞄の中で横になったりもしていますが漏れた事は有りません。
買ってから気付いた事
メリット
アルコール燃料はドラッグストアにも売っているので、すぐに欲しい時に調達出来ます。
この燃料は色々な店で見かけます。アルコールストーブが燃料の調達に苦労しないという点は思い立った時にすぐ使う事が出来るので大きなメリットだと思います。
注意点
真鍮製のアルコールストーブに直接、ケトル等を乗せて燃焼させるのは良くないようです。変形してしまう事もあるようです。
ということで、アルコールストーブに直接置かなくて良いように、五徳を探してみました。まず買ってみたのはセリアの五徳でした。
”商品画像百均ごとく”
キャンプ用の五徳が100円で買えるなんて、ありがたい時代ですね。
キャンプブームで人気の商品は価格高騰が起きていますが、一方で、様々な企業が参入する事で価格競争が起きている側面もありますね。
このセリアの五徳は薄くて、持ち運びしやすいです。
ただ、
エスビットのアルコールストーブを選んだ大きな理由の1つに火力調整や消火がしやすいという点がありましたが、
この五徳ではそれが出来ません。やろうと思えば出来ない事もないかもしれませんが、かなりやり辛いです。
火力調整や消火がしやすいような形状の五徳はないかなあと探していたところ、見つけたのがこちらのバーゴ チタニウム ヘキサゴンウッドストーブでした。
何回か使っているうちに良い感じのチタンブルーになってきました。
この前の扉部分が開閉出来るので、アルコールストーブの蓋も出し入れ出来ます。
この商品なら火力調整も活用出来るし、風防がわりにもなるし、アルコールストーブとの相性は抜群でした。さらにこの商品は展開がかなり楽で、サクッと使いたい時に重宝します。
まとめ
お湯を沸かしている様子です。
散歩しながら珈琲を沸かす時とか、手軽に雰囲気を楽しみたい時には
今回ご紹介したエスビットアルコールストーブとバーゴ チタニウム ヘキサゴンウッドストーブがぴったりなギアだと思います。
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